だから何ですか?Ⅱ【Memory】
「・・・・・・お前・・・身体平気なの?」
「・・・・正直・・・あんまり」
「おい、」
誘っておいてなんだそりゃ?と、こんなところでまた上げて下げるのかよ?なんて呆れて見せようかと思ったのに。
「だから・・・・今度はもっとゆっくり堪能してください」
「・・・・・・」
「『がっつく』んじゃなくて・・・・もっと・・私も味わいながら食べられてる実感が欲しくて・・・」
「っ・・・・」
「っ・・・・猫缶としての・・・プライド?」
「・・・・なんじゃそりゃ、」
もう、本当・・・・こいつの誘い方にいつだって勝てたことがねぇ。
ほらな。
俺の前じゃクール&ドライな姿なんてどこへやらだ。
拙い癖に誘い上手。
甘え上手なのか下手なのか。
尽きた筈の性欲があっさりと回帰する程、思ってもみないやり方での手練手管にいつもしてやられてハマりこむ。
今だってそんな天然の誘惑に充分に乗せられていたのに。
「・・・・不満足だったんです」
「・・・・・はっ?」
「さっきの」
「・・・・・・・・はぁぁぁぁ!?」
さすがに衝撃的発言に若干性欲飛んだような。
何が切ないって、遠慮がちに躊躇いがちに『言っていいのか分からない』的雰囲気醸し出した表情仕草が痛い!
不満足って・・・アレで!?
むしろがっつり感じまくって意識飛んでんじゃん?
自分でも身体不能だって認めてたじゃん!?と、ただひたすらに亜豆節に思考が完全振り回される。