だから何ですか?Ⅱ【Memory】





「そうですか。匂いこれなんですが嫌いじゃないですか?」


「ああ、へーきへーき、」


「良かった。あっ、シャンプーしてあげますよ。私結構得意なんです」


「・・・・・・・・・っ」



お・・・おおおっ、


マジか・・・コレ。


サラッと当然の様に一緒に入る展開になってるぞコレ。


うっかり『一緒に入るつもりだった?』とか余計な突っ込み入れなかった俺ナイス。


変に意識させたら『やっぱりなし!』って逃げそうだしなこいつ。


あ、でも逃げそうになるのを捕まえた時の怯み顔も可愛いんだよな。


なんて・・・煩悩全開をひたすらに真顔の下に隠して、『それにしても寒いな』なんて会話で更に誤魔化し。


亜豆の本心とか意図はよく分からないけれど、さらりとこちらの欲を煽るような内容を匂わせたお嬢さんは自分の発言に特別視もなく、相変わらずの無表情で『ワイン美味しいといいですね』なんて他愛のない言葉を弾いている。


ヤバい・・・、睡魔もどっか行くわ。


クリスマスにはしゃいで、キスやセックスに過剰にテンションがあがって。


本当、今更ながらの青春期というのか。



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