うそつき 2
そんなことをおもいつつ、素早くやよいちゃんの後ろに隠れる。




「…動かないなぁ」



今度は脇腹のお肉をぷにっとつまむ。



あ、あんまりないなぁ。




「果乃ちゃん、怖いならやらなきゃいいんだよ?」



「ふぇっ、あ、でもなんかね、可哀想だなぁって…」




すると翔くんはむくりと起き上がって私を見つめる。




「お前ケンカ売ってんのか」



「ひっ」




ジリジリと近づいてくる翔くんから逃げつつ、ユキちゃんのところへ向かう。



ユキちゃんの背後に入ると、翔くんが舌打ちをして自分の席に戻る。



こ、怖かった…。



安心してユキちゃんの背中にくっつく。




「果乃ちゃん?大丈夫?」



「うぅ…大丈夫…」



「あーあ、翔くんが果乃ちゃん泣かしたー」



「うわぁ〜、これが月城先輩にバレたら株だだ下がりだぁ〜」



涙目なってしまった私を見て秋帆ちゃんとやよいちゃんが責め立てる。

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