うそつき 2
「え…」




顔を赤くしてそういうから私まで顔が真っ赤になる。




「もうっ、唯兎くんのバカっ」



「ちょ、果乃っ」




私は唯兎くんから抜け出すと自分の部屋に逃げ込む。




恥ずかしい…。



そんなこと言われたら、恥ずかしくて一緒に寝れないじゃん…。



うぅ、本当に恥ずかしいよ…。




「果乃」




ドアの向こうで唯兎くんが呼ぶ。



声が詰まって返事ができない。



ちらっとドアを開けて唯兎くんを見上げる。





「変なこと言って、ごめんね?」



「…っ、もう一緒に寝ない…っ」



「へ?」




唯兎くんは間抜けな顔を私に向ける。



だって、恥ずかしいんだってばっ。




「いや、なの?」



唯兎くんが困った顔をして呟く。








…うさぎさんみたいで、ずるい。



そんな言われ方したら、嫌だなんて、言えないもん…。
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