このチャラ男一途につき…




「何拝んでんの?」

「いや、尊いなって」

「本当いちいち反応が規格外で面白すぎるんだけど。お姫様抱っこに『きゃっ』とか赤面しないとこ惚れ直すし」

「どっちが規格外だよど変態」

「巴、」

「ん?」

「……好きなだけ踏み込んで荒らして暴いていいぞ」

「………遠慮なく」

言うや否やだ。

そのつもりだと言葉を返すよりも口づける事で意思を示して。

腕を巻きつけ頭を引き寄せ、ウブな可愛さなんて金繰り捨てて呼吸すら捨てる様に舌を絡ませ息を乱す。

直前の会話に当たり前の色気なんて皆無。

寧ろどこに起爆剤があった?と言わんばかりに傍から見たら唐突なる本能の爆発だった筈。

そして、爆発してしまえば……、

どうしようか。

どうしようもなくなるほど貪欲な自分の欲求で、こんなもんじゃまだまだ足りない。

もっともっと滅茶苦茶に踏み込んで乱したくて。

ずっとずっと目の前にある姿の先を暴きたくてもどかしかったと暴走してしまう。

それこそ【巴ちゃん】の頃から蓄積されていた欲求の決壊は自然と勢いが収まるまで制御不能だと理性も早々に諦めたらしい。

もっと…

「んっ……はあ……」

もっと…

「はっ……んん…」

もっと…………、

踏み荒らし尽くしたいのに自分のゼロに等しい経験値の煩わしい事よ。

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