このチャラ男一途につき…
確かに、そっか、異常行為なのか?
と、改めて確かめる様に視線を上に写真を捉える。
見る感じどれもバイト先での写真だろう。
自分の意識がまるで撮影者に向いていない写真ばかり。
言わば隠し撮りというやつなんだろう。
服装だって長袖から半袖から、様々な季節を感じるそれらは1年を通して撮られた物だとすぐに分かる。
そんな些細で細かい情報に改めて気が付いてしまえばだ、
「っ……この動悸がときめきってやつなのかな?」
「真顔で言うか。あはは、もうさ、本当に巴ってつくづくな変態だよな」
「変態に変態言われたくないわストーカーが」
「あ、ストーカーなんてまともな犯罪視点もあったんだ?」
「あるに決まってんだろ」
俺の事なんだと思ってるんだ?
これでも一応一般社会に生きて働いてもいる成人だからな?バイトだけど。
世の中の当たり前の常識や感覚は理解も把握もしているし、自分だって持ち合わせているという感覚はある。
普通であれば、こんな風に隠し撮りされた自分の写真を寝室に張り巡らされているなんて事が如何に不快で畏怖すべきことなのかもだ。
つまりはだ、
「吐季に盲目な今は狂気も紙一重で一途にしか見えないんだって」
そんな結論だ。