羊だって、変るんです。
「凄い量だね」

「あ・・と。凱が何食べたいか分かんなかったから」

テーブルに所狭しと並べられた昼食は、二人前にしては大分量があった。

杏奈の持参した袋が大きかった事を思い出す。

「ありがとう。重かったでしょ」

「ううん。全然!それで、どれが食べられそう?私はどれも好きだから、凱が取った後でいいよ」

以前も同じように大量の中華を買って来て、そう言っていた事を思い出して心が温かくなる。

「じゃぁサンドイッチとカルボナーラを貰うね」

「途中お腹が減った時用に、このクラブサンドもね」

杏奈が追加で凱に渡す。
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