羊だって、変るんです。
「さて、何時までもベッドに居てもお腹が空くだけだし、部屋を出る事も出来ないからご飯作ろうか」

「!でも那由朶ちゃんは?」

こんな格好の二人を見たらどんな反応をするのだろうと考えた途端に、恥ずかしくなって俯いてしまう。

「それも解決済み・・。那由朶はもう京都に向ったって」

その言葉に肩の力が一気に抜け、パタリと布団に直れ込んだ。

「よかったぁ・・・。」

起きてからそんなに経っていないのに、杏奈は青くなったり赤くなったりと忙しい。

「大丈夫?」

心配そうに顔を近づける凱に、やっと戻った心拍数が一気に上昇する。
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