羊だって、変るんです。
「だ、大丈夫!ご、ご飯食べなきゃ!」

ガバッと起き上がり、慌ててベッドから降りた所で、ジャラリと手錠の鎖が鳴って、グンっと引っ張られた。

「!?」

バランスを崩して仰向けに倒れかけた杏奈を、凱が抱きとめてくれる。

『これじゃ、心臓が休まる間が無いよ』

真赤な顔で凱を見上げると、嬉しそうな顔をしてこう言った。

「頑張ろうね」

「・・・うん」
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