羊だって、変るんです。
それから上着の着れない二人は、Yシャツとブラウスという、薄着でいるしかなくなり、室内の温度を何時もより上げる事になった。

そして、今は二人でキッチンに立ち、ブランチの準備をしている。

『私の手伝える事って殆ど無いから、何時もは邪魔にならないようにリビングに居たけど、こうやって傍でみるの楽しいな』

1メートルの鎖のお陰で体を密着させないと、凱の両手が使えない状態を段々と受け入れている自分がいた。

『ちょっと慣れたかも・・・』

リンゴの皮を剥いている凱の手元を眺めながら口元に笑みが零れる。
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