羊だって、変るんです。
お姫様抱っこをされて寝室まで運ばれ、ベッドにドサリと下ろされた。

何も言えないまま凱を見ると、何時ものふんわりとした表情は消え、余裕の無い雄の顔をしている。

「え・・あの・・が・・!」

今の状況を把握した杏奈が凱の名前を呼ぼうとしたが、その前に唇を塞がれ口内を蹂躙される。

「ふ・・・んぁ」

一方的に与えられる快感嵐にに頭の中は真っ白になり甘い声しか出てこない。

いつの間にか服は脱がされ、体中指と舌で何度も追い詰められていく。

恥ずかしい気持ちもあっという間に分からなくなり、抵抗する気持ちも早々に奪われた。

何度も体がしなり、夢中で凱にしがみ付く杏奈の耳元で、凱の切羽詰ったような自分の名前を呼ぶ声と、荒い息使いを聞くと更に気持ちも体も高ぶっていく。

気持ち良いのか苦しいのか分からなくなった頃、漸く凱と繋がった。

日も暮れる前から始まった行為は、明け方まで続き、お互い泥のように眠った。
< 161 / 172 >

この作品をシェア

pagetop