羊だって、変るんです。
『また、乗せられる所だった?!』

凱が止めていなければ、自分は慧に昨晩の事を話していたかもしれない。

そう思うと恥ずかしくなって来て、会話に混ざる事も出来ない。

することも無くコーヒーを飲みながら二人の会話を聞いていたら、心地よい声に眠気が襲ってきた。

『あ、ダメだ・・・気が緩んだら眠くなって来た』

力が抜けて隣に居る凱にもたれかけていた事に気付き、姿勢を戻す。

「眠いの?」

「ん・・ちょっとだけ」

眠気をさまそうと、またコーヒーを飲んでみるが、二人の声は本当に耳障りが良くて眠気が加速する。

更に会話の内容が難しいくなって来て、頭に入ってこない。
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