読めない彼の愛し方



居酒屋というのに
涙が止まらなくて、泣き続けた。

「今日は朝まで飲もう!」

そういう佳乃に
諒との話をした。


「自分に自信がなかった。」

「諒だけを責めて、
自分のことは棚に上げてた。」

「そんな自分は
諒に愛される資格がない。」

「今になって気付く」


ポロポロとこぼす言葉を佳乃は
うんうん、と一生懸命拾ってくれる。


「それに気付いたののかはすごいよ。
頑張ったね。次は絶対大丈夫だよ。」



そうだ。
今はまだ無理かもしれないけど
また前を向こう。








そうして夜の12時、、、
< 20 / 29 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop