美男子ガイド。
?!?!?!
「どういうこと?」
「鈍いなー、愛川サン。だから奈知は、ココには居ないの」
居ないって……いるって言ったから来たんですけど!!!
ていうかおかしい……高島君の正体は誰なのよ?!
すると何人かのオトコが体育館裏から出てきた。
「おー!!!以外と可愛いじゃん。高島、いーの狙ったねえ」
リーダーらしき、ロン毛でキンパツの男が言った。
「そうでしょう?まあ彼女は奈知のこと好きじゃないって言い張ってるけどね」
言い張ってません!事実です!
ていうか誰か早く!!!
ヤバイよこれ!!!
「あー…、愛川サン、実は俺、奈知が嫌いなんだわ。後ろも皆」
冷たくて、死んだ目をしてる高島君は、カナリ恐かった。
「中学のころから色々あってさ。マジで奈知がダメなんだ。だから愛川サン、君を人質にさせてもらうから」
はあ?
勝手に決めないでよ!!!
そう言いたかったけど、あたしは高島君の迫力に負けてしまった。