美男子ガイド。
プルルルル、プルルルル
あたしは走りながら奈知に電話をかけた。
『あっ愛川、大丈夫なのか?!俺らも今体育館向かってるから』
いつになく、奈知は急いでるようだけどさ……
「もう遅いのよっ!!!」
『はあ!?そんな大事出していいのかよ』
「だーかーらー、あたしはもう大丈夫だけど、高島君が多分奴らにボコボコにされるの!!!」
『はあ?高島はお前を連れ出した悪者なんじゃなかった……?』
「もうとにかく!早く来て!あたしも今そっち向かってるからっ」
『おい、ちょっま、待て!』
ピッ
「全く……いい加減ヒーローになってよ!はあ。」