二人暮らし、始めました。
いつもはお父さんの帰りは遅くて、お母さんと二人でご飯を食べることが多い。
だけど、今日は仕事が早く終わったお父さんも帰ってきて、家族三人で食卓を囲む。
あ〜〜、幸せだなぁ。
こうやってみんなでご飯を食べるときは学校であった出来事や最近の悩みなどを共有する。
私はさっそく今日の数学の時間にクラスの男子が遅刻してきて怒られ、クラスで爆笑したという面白話を披露した。
今でも思い出したら笑っちゃうくらい面白かったんだ。
聞いているお父さんとお母さんもかなり笑っている……と思ったけど、いつもと違ってふたりとも気まずい表情で顔を見合わせている。
あれ、どうしたんだろう?
「お父さん、お母さん……?どうかしたの?」
私何か変なこと言ったっけ!?
普段は楽しそうに話を聞いてくれるからこんなにしんと静まった雰囲気は初めてだった。
お父さんとお母さんが決意を決めたような顔をしてから、お母さんが重そうな口を開いた。
「ごめんね、温(はる)。
お母さんね、これから半年間お手伝いのために九州のおばあちゃんの家に行かなくちゃいけなくなったのよ。
ほら、おばあちゃんずっと腰が悪かったじゃない?
それでそろそろ介護がないと生活が厳しいみたいで、とりあえず半年くらい行ってみようと思うの」
だけど、今日は仕事が早く終わったお父さんも帰ってきて、家族三人で食卓を囲む。
あ〜〜、幸せだなぁ。
こうやってみんなでご飯を食べるときは学校であった出来事や最近の悩みなどを共有する。
私はさっそく今日の数学の時間にクラスの男子が遅刻してきて怒られ、クラスで爆笑したという面白話を披露した。
今でも思い出したら笑っちゃうくらい面白かったんだ。
聞いているお父さんとお母さんもかなり笑っている……と思ったけど、いつもと違ってふたりとも気まずい表情で顔を見合わせている。
あれ、どうしたんだろう?
「お父さん、お母さん……?どうかしたの?」
私何か変なこと言ったっけ!?
普段は楽しそうに話を聞いてくれるからこんなにしんと静まった雰囲気は初めてだった。
お父さんとお母さんが決意を決めたような顔をしてから、お母さんが重そうな口を開いた。
「ごめんね、温(はる)。
お母さんね、これから半年間お手伝いのために九州のおばあちゃんの家に行かなくちゃいけなくなったのよ。
ほら、おばあちゃんずっと腰が悪かったじゃない?
それでそろそろ介護がないと生活が厳しいみたいで、とりあえず半年くらい行ってみようと思うの」