優しくも残酷な恋
「あぁ、ごめん。お風呂沸かしてあるから、いっぱいサービスしてね。」

「はい、喜んで。」

それからはいつも通り。
営業スマイルを顔に張り付けて、サービスをした。

ベッドで添い寝しながら世間話なんかしてるとアラームがなった。

残り時間はあと15分。

シャワーを浴び、支度をしなければ。

そう思っているとお客様が。
「みかちゃん、連絡先教えてよ。」

一瞬心が揺らいだ。
しかし、お店の決まりでお客様との連絡先交換は禁止されていた。

「すみません。お店で禁止されてるので。」

軽い愛想笑いを添えて答えた。

「そっか。残念。じゃあ、また指名しよ。」


「はい。ぜひまた、呼んでくださいね。
では、失礼します。
ありがとうございました。」

お客様に買われたほんの数時間。
あっという間だった。
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