なりゆき皇妃の異世界後宮物語
 心から大切にしていることが伝わってきた。


そんな愛する家族と離れ離れとなり、林冲はさぞ辛かっただろうと思うと心が痛んだ。


「だんだんと暗殺方法が過激になっていったわよね。それはやっぱり天河国からの圧力のせい?」


「そうだと思われます。天河国の兄弟間で覇権争いがありまして、決着した時期と暗殺が過激になった時期が一致しております。

おそらく天河国の新国王が林冲の直接的な指揮官だったのでしょう」


「新国王? 国王が代わったの?」


「はい、数週間前ついに大きな内紛が起こり、元国王と皇族が死にました」


「え……」


 他国のこととはいえ、まったく知らなかった朱熹は、ばつの悪さを感じた。


 今香は当然知っていたようだ。
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