君はアイドル


そっか、と笑い合っていると、スタッフの人が呼びに来てくれた。
スタッフと混じって車に乗り、駅まで送ってもらった。


その後すぐ、綾子の携帯に電話がかかってきた。
綾子が口で、流星!と言った。


「青、流星が今から皆んなで飲み会するから来いって。」

皆んなって誰?

怪訝な顔をしていた私に、綾子が

「メンバーの皆、ね。」

と苦笑いした。

「びっくりした。
合コンみたいなのかと思った。」

「そんなんだったらあたしも行かないよー!」

断る理由もなく、送られてきた住所に沿ってお店を探す。


「お店見当たらないけど…どこかな?」

「流星達に電話してみよっか。」


スピーカーで綾子が彼らに電話をする。

<はい?>

「あ、ねぇお店の名前なんていうの?
見当たらなくて…」


<誰が店っつった?
俺ん家だよ。
そこの住所のマンション1001号室。>

えっ、と2人で顔を見合わせ、目の前の高層マンションを見上げる。


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