君はアイドル
「…最初は物珍しくて面白がって一緒に居たんだけど、青の芸能人って知った後の俺への態度が一緒に居ると素でいられる事に気が付いたんだよな。
もっと会いたいって思うようになって、それがいつしか俺だけのモノになんないかなぁって思うようになった。」
本気の告白に初恋かの様にドキドキして泣きそうになる。
ドラマみたいな事言ってくれるじゃん…
「…青が俺の事アイドルしてる知り合いの男の子くらいにしか思ってないのは分かってるから、言わなきゃ意識してくんないと思って。」
「……………」
なんて答えればいいのかグルグル頭の中で考えていたけど、それを待たずに彼はしゃべり続ける。
「キスしたのもそう。
簡単にしたくてしたとかじゃないからな。
嫌われないかヒヤヒヤしてたし、今も緊張してるから。」