君はアイドル


「……まぁ、好きにすればいいんじゃん?
ただ妊娠だけしないでね。
そーゆーのが一番ファン無くすから。」


だから、カップルじゃないって言ってんのに私の事何だと思ってんだ、この人


「心配しなくても、そういう関係じゃないし、そうなったとしても私が一番そこは気にしてるので大丈夫です!」


声を大にして返すと、彼は少し笑った。


「……ふっ、さすが流星が気にいるだけあんね。
ま、特にする事無さそうだから帰るわ。
またなんかあったら俺真上の階に住んでるから来て。」


ヒラヒラ、と手を振りながら数分で帰って行った。


……何なの
嫌味しか言わなかったじゃない
私の事が嫌いなのかな






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