夜。〜キャバ嬢の恋〜

 私は、はじめの腕の中から、彼を見上げる。

 はじめの顔が、ほんの少しだけこわばっている。

 

 いいよって、一言を言うのが悔しくて、

 ずっと待ってた私の気持ち、もっともっとわかってほしくて

 
 背伸びして、

 キスした。


 はじめはちょっと止まって


 そのあと、ぎゅっと抱きしめてくれた。


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