夜。〜キャバ嬢の恋〜

かわった日常

ふたりの気持ちを確かめあえて、

私の恋は叶ったはずだった。


でも、私たちはキャバ嬢とボーイ。


風紀の関係に足を踏み出したことにちがいはない。

ばれたら、引き離される、そんな関係。


店のなかでは、いつも通りにしなくちゃいけなくて、

学校のある私は、あんまり彼とは会えなかった。


会えるのは、店の休みの日だけ。


それも、お店の人やお客さんに見られちゃいけなかったから、

会うのはうちでだけ。



中村さんは寮だったこともあって、うちで会うしかなかった。


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