夜。〜キャバ嬢の恋〜
『はじめ』

中村さんの名前を知っても、呼べるのはうちの中だけ。

つまり、週に一回。



大学生の私には、普通の彼氏彼女ではないこの関係は

少しつらかった。


まわりの友達は、毎日彼氏と電話をしたり、

ちょくちょくデートにいったり。

それだけじゃない。


これからくる、私の誕生日やクリスマスも、二人ではすごせない。


ボーイさんは長期休暇がとれないから、旅行にいくこともない。



そんな不自由な関係。


悲しくない、
寂しくないといったら嘘になる。


でも、仕方ない。


『中村さん』を好きになった運命。


仕方のないこと。
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