夜。〜キャバ嬢の恋〜
当然、一緒に上京してきた女はよく思わない。
『はじめのばかっ、女ったらし!!人間の屑!!!』
毎日のように修羅場だった。
初めは取り繕って言い訳していたが、もう面倒になって、辞めた。
女の家に帰らなくなって、なおの家に入り浸りになった。
当然、なおと一線を越えないわけがない。毎日のように、なおを抱く。
なおは、ますます女らしい豊満な体つきになって、色香を増していく。
それがオレの与えた効果だという満足があった。
その店には、風紀だの色管理だのというルールはなかった。
さすが二流店だ。
多少女の子に手を出したとしても、売り上げにつながっていれば、黙認された。
数か月、うまくいっているように思われた。