今日も空がきれい
「森山さんてなんか暗いよね」
「わかる、それに自分の意見とかなんにも言わないじゃん」
こんなふうに言われてしまうのには慣れてしまっていた。
周りに合わせていれば争いごとにならないし
大人しくしていれば誰にも迷惑がかからない
そう思っていた。
そんな私が心配で明良くんはいつも傍にいてくれます。
今もなんだか色々と文句を言いながらも
歩くのが遅い私にペースを合わせてくれていて
「ありがとうね、明良くん」
「は?何がだよ」
いつも彼には感謝しきれないんだ。