今日も空がきれい




弱虫な私は物事を色々深く考え過ぎてしまう。

人の気持ちや考えていることを深読みして
怖くなって



そうやって自分の意見が出せないまま
臆病なまま 毎日を過ごしています。



「きれい…」

毎日変わらない空を見上げて呟いた私に明良くんが足を止めた。


「別にただの空だろ」

「うん、でもきれいだよね」


にこにこして空を見ている私を彼は不思議そうに見つめていた。


「そういやさ、お前友達は出来たのか?」

「え!?」


びくっと反応した私を見て察したみたい

「あの、でもやっぱり私あんまり元気なタイプじゃないし みんなみたいに楽しいお話も出来ないし」


嫌われてるかもしれないし




「お前って本当に気にしすぎだよな」

「あはは…ごめん」


また、謝ってしまった。
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