死にもの狂ひのキツサテン
渡邉「その前に水飲めよ」

斎藤「飲ませたがるなぁ」

狼少年「本当に、狼が出たんですよ」

斎藤「だから、なんだよ」

狼少年「え、…び、びびらないですか」

斎藤「びびらないよ、んなもんは」

狼少年「何でですか」

斎藤「何でって…なぁ?」

渡邉「お前なんで水飲まねぇのよ」

斎藤「なんで飲ませたがんだよ」

渡邉「お前だよ」

斎藤「俺かよ。俺水あんだろ。普通に」

渡邉「普通ってなんだよ」

斎藤「哲学はいいんだよ」

狼少年「あの、僕の話、、」

斎藤「嘘なんだろ」

狼少年「え」

斎藤「ここ都会だぜ。仮にもよ。狼なんて出る訳ない」

狼少年「…それが出たからビックリなんじゃないすか!」

斎藤「信じれる?渡邉よ」

渡邉「水を~…」

斎藤「いやお前水星人かよ」

渡邉「水星人てなんだよ」

斎藤「適当だよ」

狼少年「え、水星人なんですか?」

渡邉「水星人だよ」

斎藤「いや水星人かよ!」

渡邉「水星人だよ!」

斎藤「いや水星人じゃねぇよ!」

渡邉「お前が言ったんじゃねぇか!」

斎藤「訂正。水星人じゃねぇよ。」

狼少年「うおおーい!水星人が出たぞーっ」

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