死にもの狂ひのキツサテン
と、出ていった。

斎藤「いや水星人じゃねぇよ!」

渡邉「水星人だよ!」

斎藤「地球人だよ!」

渡邉「あいつもう行ったぜ」

斎藤「何だったんだ、、ん、、これ、何かの動物の毛だな、、渡邉、、なんか分かるけ、、?」

渡邉「これ、、ニホンオオカミ、、」

斎藤「ふざけんなよ、、」

渡邉「連絡ノートに、ごめんな、って書いとこうぜ。あの少年に対して。」

斎藤「名前わかんねぇよ」

渡邉「何となくわかんだろ」

斎藤「いや分からんだろ」

渡邉「じゃー、ウソつき野郎へ、って書いとくわ。」

斎藤「いや、嘘ついてなかっただろう!」

渡邉「水星人より。って書いとくわ。」

斎藤「まー…それなら分かるかな…」

どこからか、声が聞こえた。

声「水星人がぁー、オオカミと共にぃ、出たぞーっ」

斎藤「やっぱり消しとこうぜ」

渡邉「そうだな、、」

ノートをペンでぐしゃぐしゃにする渡邉。





おわり
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