愛を私の音色に乗せて。



「…本当、凄い歌声だなぁ。
音源聞いた時もビックリしたけど、生歌はうんと迫力が違うね。」

歌い終わるやいなや、栗原さんに褒められる

「あ、りがとうございます、」

「うん、作るの楽しくなって来た!
じゃあまず、ピアノの楽譜から作ろうか。」

「あの、ピアノなんですけども、」

「ん?」

「ピアノの楽譜、私もう作ってるんです。ギターと一緒に作っちゃってるんですけど…」

「…え、」

物凄く目を見開いている栗原さん。
今弾けたりする?と言われ、パッと弾いてみると‥

「パーフェクト…え、俺必要じゃなかったんじゃない!?
やばいわ、君。僕今めちゃくちゃ燃えてる…」

「も、燃えてる…」

「うん、すっごい!
今日だけでいろんな作業終われそうだねっ。頑張ろう!」

「はい!」

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