愛を私の音色に乗せて。
甘々王子様登場?!
夜10時。
寝るまで時間があるし、勉強しようと、リビングでCDをかけてノートを広げる。
15分くらいだった時、ちぃ君がお風呂から出て来た。
「勉強してんの?」
私のノートを覗き込んだ
「うん、テスト前に焦りたくないから。」
「偉いな」
「…そうかな、」
不意に褒められると、どう反応したら良いかわからない…
「紫音携帯鳴ってるよ?」
こんな時間に、誰だろ?
…え、大野さんだ、
「もしもしっ」
「紫音さん?こんな夜遅くにごめんね?」
「全然大丈夫ですよ!」
「あのね、明日学校終わったら事務所に来て欲しいんだけど、大丈夫かな??」
明日…はなにもない!
「はい!大丈夫ですよ。」
「本当?学校終わるのって何時くらいかな?」
「4時ごろですね。」
「わかった。家まで迎えに行くから、制服のままでいいから待っててね!」
家まで来てくれるの?!
「そんな!家までとか申し訳ないです、」
「マネージャーの仕事だから気にしないの!
じゃあ、また明日ね!」