愛を私の音色に乗せて。


「誰からの電話だったの?」

「マネージャーさんから!明日会社に来て欲しいって言われたの」

「…じゃあ、明日夜紫音いないの?」

「そうだね!」

「そっか…」

急に声が弱々しくなったちぃ君。どうしたんだろう、

「それじゃあ、今のうちに紫音充電させてもらうわ」

「え?」

次は急に明るくなったかと思ったら、私の腕を引いてソファに向かう

そして、後ろから抱きしめられながら座らされた。

「な?!なに?!」

恥ずかしい無理無理死ぬ…

「紫音、耳真っ赤だけど〜?」

誰のせいだと!?

「無視していいんだ〜」

抱き締めるだけでは終わらないようで…
今度は、首から肩にどんどんキスを落とされる。

体の中からゾクゾクする初めての感覚に、声が出なくなる…

「首弱いの?」

「…ぃゃ、」

「…なにその声可愛過ぎるんだけど」

ちぃ君はギュッと私を隙間なく抱きしめ、耳をかじられた。

「んゃっ…」

無理無理無理本当に恥ずかしくて死んじゃう、

「…その声誘ってる?俺に襲われたいの?」

「なっ…!?
ちぃ君もう良い、?無理ぃ…」

「俺が無理。まだ紫音が足らないの」

そう言って首筋に顔を埋めてくる。髪の毛がくすぐったくて、少し動かれるたびにビクッとしてしまう。

「そんなにビクビクしなくても良いのに。本当可愛すぎる」

今度は私を正面に向けて顔を近づけてくる。

「ほらダメでしょ、顔逸らしちゃ。」

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