Bloody Kiss♡
 

三日後の土曜日だった。

チヒロは、交渉成立した男の人と会うって言った。


「大学生やねんて。メールだと優しそうな感じだった♪」

「やめた方がいいって‥。」


引き止めてはいたけど、当時のあたしにも本当の危機感ってものが無かったのかもしれない。

親や先生に知らせようとまでは考えなかった。


「なぁ、ロナ。」

「なに?」

「やっぱ、ちょっとだけ不安やから待っててくれへん?」

そう言うと、チヒロは情けない笑みを見せ、相手の人とカラオケ店で会うって言った。

「どこで?あたし怖いねんけど‥。」

「だから、店の外で待ってて。で、30分経っても出て来んかったら部屋まで様子を見に来て。それなら安心やろ?」

「うん、分かった‥。」


午後四時。

指定されたカラオケ店に あたし達は向かい、チヒロは一人で店の中に入った。


 
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