ストーカーに溺愛されても嬉しくないんですが。



「...え、つゆが目の前にいるんだけど...幻覚か?

つゆに会いたすぎて俺ついに幻覚まで見えるようになったのか!?」


あー、はいはい。幻覚ですよー。


もうめんどくさいからこのまま帰ろ。


そう思ってストーカーの横を通りすぎようとしたら。


びっくりするぐらいガシッと腕を捕まれた。


「ッうわ!触れる!!めっちゃリアル!!」


自分で掴んどいて、自分が一番びっくりしているバカな先輩。


「ほ、本物か!?本物のつゆなのか!?」


「...そうですけど」


さすがに呆れすぎてそう返事してしまった。


< 12 / 34 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop