社長はシングルファーザー
デスクに戻った私は 、それからある場所に連絡し、すぐに調べてもらった。
そしたら出てくる黒歴史の数々…
思わず言葉を失う。
私はその間に自分の仕事をこなした。
なんとかお昼までには片付いた。
後は、例の件をどう片付けるかだ。
まあ一応考えてはある。顧問弁護士とも相談して話し合った。
とりあえずは担当者を変えると言うかたちで私が出向いて話し合いの場をもうける。
そこで新しくした契約書を出して相手の反応を伺う。
その後のことはなるようになれと言う感じで。
お昼休みー
食堂に来て、私は今回のことを引き起こしてしまった張本人、川合さんを探した。
そして声をかけた。
「お食事中すいません、終わったらで良いので少しだけお時間よろしいですか?秘書室にお願いしたいのですが」と私は言った。
深いことは今は人目もあるので言わないが、彼が承諾したのを確認してから、私は、少し離れた所に腰をおろした。
そして、取ってきた食事を始める。
前に座る要君。この光景にもすっかりなれた私は驚くこともせずただ受け入れる。
「あれ?今日は社長一緒じゃないのね?」と私が言うと、
「友人の篠井さんとランチだそうです」と要君は言った。
そっか…会食とか堅苦しいものじゃない、友人として今は二人で会ってるのね。
「仕事の話をお互いに相談しあったりとか、恋愛観、息子の話をしてみたりなど、いい関係を築けてるみたいですよ」と要君は言った。
なるほどね。カズトが大事にしてるわけね。数少ない何でも話せる友人だからなのね。
「例の件、準備は出来てます」と要君は真剣な顔して話を変えてきた。
そして厚みのある封筒を私に差し出した。
「ありがとう」と言って中身を確認した私。
「川合さんに、食事終えたら秘書室に来てもらうようにお願いしたからそのつもりでよろしく」と私は言った。
早めに食事を終えて、改めて、あの会社、プレイジに向かうための準備を整える。
てかほんとに、夏休み前日にまさかこんなことが起こるなんて、大迷惑でしかないわ。ほんとに。
私と要君は、席を立ち、秘書室に向かった。
すでに秘書室に来ていた川合さんに、
「遅くなってごめんなさいね。座りましょうか」と私は言って、ソファーの向かい席に座るように進めた。
私は単刀直入に用件を言う。
「これを見てほしいの」と。そして、メールをコピーして、印刷したものを見せた。
顔色が変わった。
「見覚え無いでしょ?どう見ても合成だものね。写真、それより注目してほしいのはメール内容なの」と私は言った。
複雑そうな顔をした川合さん。
「そこで1つ、提案なの。あなたを守りたいし、会社に傷はつけられないわ。夏休みは仕事のことは忘れて、ゆっくり過ごしてほしいって社長も言ってたしね。私が解決するから時間がほしいの。それと、少し協力してくれないかしら?東条君にはもう準備は整えてもらってるの。あなたに頼みたいことは…少しだけ引き継ぎをしてほしいの。この件はもちろん、白紙にするわ。けど、ただ白紙にするだけじゃ納得出来ないの!あなたの頑張りは私もよく知ってるし。このままあなたを苦しめ続けるのは苦しくてならないわ」と私は言った。
「はい。すいません」と謝る川合さん。
「何で謝るの?あなたは何も悪いことしてないのよ?こんなの、巻き込まれ事故じゃない。あなたは何も心配しなくていいから。さっき調べたらこの会社、かなりブラックだったわ。こんなことばっかりしてるみたい。何が目的かはわからないけど、ガッツリ金ふんだくって被害にあった会社は多数みたいよ」と私は言った。
「白紙にした会社は少ないみたいですけどね。後々怖くて出来ないみたいですよ」と要君は言う。
「バカなのかしらね?切られたって裁判でも起こすのかしら?」と私が言うと、
「あり得ますよ。脅して、和解金をがっぽり、それでも納得出来ないやつは裁判でも起こして多額の賠償金請求してくるんですよ」と要君は言った。
そんな私たちの会話を聞いていた川合さんは苦しそうな顔をした。
「あ、そうだわ。川合さん、この資料見てくれない?契約書と一緒に新調してみたんだけど」と私は川合さんの前に資料を置いた。
中を確認した川合さんは複雑そうな顔をして苦笑いした。
「問題無いかしら?」と私が言うと、大きく頷いてくれた。
「アポは取れてます。手土産も一応用意しときました」とさすが、要君。
できる男は仕事が早いわ。
「ありがとう。今日早速行ってくるから!はぁぁ楽しみ」なんて私は不適の笑みを浮かべた。
私は「長々とすいません。デスクに戻ってください」と私は言った。
川合さんを見送った私と要君は、改めて作戦会議をした。
そこにランチから戻ってきた社長がドアをノックし入ってきた。
そしたら出てくる黒歴史の数々…
思わず言葉を失う。
私はその間に自分の仕事をこなした。
なんとかお昼までには片付いた。
後は、例の件をどう片付けるかだ。
まあ一応考えてはある。顧問弁護士とも相談して話し合った。
とりあえずは担当者を変えると言うかたちで私が出向いて話し合いの場をもうける。
そこで新しくした契約書を出して相手の反応を伺う。
その後のことはなるようになれと言う感じで。
お昼休みー
食堂に来て、私は今回のことを引き起こしてしまった張本人、川合さんを探した。
そして声をかけた。
「お食事中すいません、終わったらで良いので少しだけお時間よろしいですか?秘書室にお願いしたいのですが」と私は言った。
深いことは今は人目もあるので言わないが、彼が承諾したのを確認してから、私は、少し離れた所に腰をおろした。
そして、取ってきた食事を始める。
前に座る要君。この光景にもすっかりなれた私は驚くこともせずただ受け入れる。
「あれ?今日は社長一緒じゃないのね?」と私が言うと、
「友人の篠井さんとランチだそうです」と要君は言った。
そっか…会食とか堅苦しいものじゃない、友人として今は二人で会ってるのね。
「仕事の話をお互いに相談しあったりとか、恋愛観、息子の話をしてみたりなど、いい関係を築けてるみたいですよ」と要君は言った。
なるほどね。カズトが大事にしてるわけね。数少ない何でも話せる友人だからなのね。
「例の件、準備は出来てます」と要君は真剣な顔して話を変えてきた。
そして厚みのある封筒を私に差し出した。
「ありがとう」と言って中身を確認した私。
「川合さんに、食事終えたら秘書室に来てもらうようにお願いしたからそのつもりでよろしく」と私は言った。
早めに食事を終えて、改めて、あの会社、プレイジに向かうための準備を整える。
てかほんとに、夏休み前日にまさかこんなことが起こるなんて、大迷惑でしかないわ。ほんとに。
私と要君は、席を立ち、秘書室に向かった。
すでに秘書室に来ていた川合さんに、
「遅くなってごめんなさいね。座りましょうか」と私は言って、ソファーの向かい席に座るように進めた。
私は単刀直入に用件を言う。
「これを見てほしいの」と。そして、メールをコピーして、印刷したものを見せた。
顔色が変わった。
「見覚え無いでしょ?どう見ても合成だものね。写真、それより注目してほしいのはメール内容なの」と私は言った。
複雑そうな顔をした川合さん。
「そこで1つ、提案なの。あなたを守りたいし、会社に傷はつけられないわ。夏休みは仕事のことは忘れて、ゆっくり過ごしてほしいって社長も言ってたしね。私が解決するから時間がほしいの。それと、少し協力してくれないかしら?東条君にはもう準備は整えてもらってるの。あなたに頼みたいことは…少しだけ引き継ぎをしてほしいの。この件はもちろん、白紙にするわ。けど、ただ白紙にするだけじゃ納得出来ないの!あなたの頑張りは私もよく知ってるし。このままあなたを苦しめ続けるのは苦しくてならないわ」と私は言った。
「はい。すいません」と謝る川合さん。
「何で謝るの?あなたは何も悪いことしてないのよ?こんなの、巻き込まれ事故じゃない。あなたは何も心配しなくていいから。さっき調べたらこの会社、かなりブラックだったわ。こんなことばっかりしてるみたい。何が目的かはわからないけど、ガッツリ金ふんだくって被害にあった会社は多数みたいよ」と私は言った。
「白紙にした会社は少ないみたいですけどね。後々怖くて出来ないみたいですよ」と要君は言う。
「バカなのかしらね?切られたって裁判でも起こすのかしら?」と私が言うと、
「あり得ますよ。脅して、和解金をがっぽり、それでも納得出来ないやつは裁判でも起こして多額の賠償金請求してくるんですよ」と要君は言った。
そんな私たちの会話を聞いていた川合さんは苦しそうな顔をした。
「あ、そうだわ。川合さん、この資料見てくれない?契約書と一緒に新調してみたんだけど」と私は川合さんの前に資料を置いた。
中を確認した川合さんは複雑そうな顔をして苦笑いした。
「問題無いかしら?」と私が言うと、大きく頷いてくれた。
「アポは取れてます。手土産も一応用意しときました」とさすが、要君。
できる男は仕事が早いわ。
「ありがとう。今日早速行ってくるから!はぁぁ楽しみ」なんて私は不適の笑みを浮かべた。
私は「長々とすいません。デスクに戻ってください」と私は言った。
川合さんを見送った私と要君は、改めて作戦会議をした。
そこにランチから戻ってきた社長がドアをノックし入ってきた。