夢の言葉と約束の翼(中)【夢の言葉続編⑥】

「バーカ!お前はいつも微妙な寸法が合わてくれたり、細かい作業の時に俺達を助けてくれるだろ?それでおあいこ。
人には向き不向き、得手不得手があるんだから、こういうのは役割分担でやればいいんだよ!」

「なっ?」と同意を求めるように笑い掛けると、ワシ等のやり取りを見ていた仕事仲間達がいつの間にか集まって来ていて「うんうん!」「そうだよ!」と、穏やかな表情で頷きながら言った。

「ーーはいっ!ありがとうございますっ」

そんなみんなの様子を見て、心から嬉しそうに微笑んで返事をするノイの笑顔はとても美しくて……。彼の心の清さをそのまま表しているようじゃった。


ノイの周りには、自然と人が集まる。
同じ空間に立っていても、彼の周りだけそこの空気が違うと言うか。周りは日陰なのに、彼の居る場所だけ暖かい日差しが差しているような……。
そう、カラカラの砂漠に唯一あるオアシスを求めるように、みんなノイの元に集まる。
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