夢の言葉と約束の翼(中)【夢の言葉続編⑥】
夢の中で、ヴァロンに逢えた気がした。
姿は見えないけれど、私の心に直接響くその声が問いただす。
『なんで、本当の事を言わなかったんだ?』って。
それから、すぐに答えられない私に『難しく考え過ぎなくて、良いんだよ』って……。
ヴァロン。
私ね、貴方にずっと逢いたかった。
離れ離れになってしまってからずっと、ヴァロンが戻って来てくれる日を心待ちにしていたの。
だから、"マオさん"に出逢った時……ショックだった。
ヴァロンとは違う部分を見る度、悲しくて寂しくて仕方なかった。
だから、最初はその存在を否定しようとしたの。
ごめんね。
……でも。
でも、ね。今は私、マオさんの事……。
……
…………。