俺様王子とふたりきりの教室~甘くてキケンな1ヶ月♡


時刻は8時30分。


わたしは重い腰をあげていつもより軽いカバンを肩にかけて家をあとにした。


今日の朝は少し涼しいくらいで、夏がもうじき終了することを肌で感じる。


高校に入って、はじめての夏休みが、終わる。


夏祭り、海、花火大会、映画、カラオケ...


いくつかは土日に達成できて、とても楽しかった。


でも、主としてあったのは、補習。


まだ、一年生でよかったかもしれない。


だって、まだ二年あるもん。


来年の夏休みはとびっきり遊んで、

再来年の夏休みは遊びと受験勉強を両立させて...


わたしなら、できるはず。


だって、この1ヶ月こんなに勉強したんだもん。


といっても、補習だから、みんなとした時間は変わらないんだけどね。


「おー!真瀬、来たか!」


職員室に向かっていると、後ろから声をかけられ、振り向くとそこには田中先生が階段から下りてきていた。


「ちょっと待っててなー!」


先生は職員室へと入っていく。


わたしは外で待っていた。


時刻は9時前。


洸はまだ来ていないようだ。


テストの結果ももちろんだが、洸にどんな顔をして会っていいか分からなくてそわそわしてしまった。

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