愛育同居~エリート社長は年下妻を独占欲で染め上げたい~
店員の彼女は、何点かの商品を選んで持ってくると、私を試着室に案内した。

そこは三畳ほどのゆったりとした広さの個室で、藍色のカーペットが敷かれ、大きな姿見が壁の三面についている。

まず、最初に渡されたのは、ショーウィンドウに飾られていたあのワンピースだ。

それを試着して鏡を見た私は、顔を曇らせる。

大胆な柄が地味顔の私には似合わないし、デザインも体型に合わない。

百五十五センチの私が着ると、裾が床についてしまう。

私がこれを着て歩くには、五センチ以上のハイヒールが必要であると思われた。

頭の中に、慣れないヒールのパンプスを履いて、よろけて転ぶ自分の姿を思い描いてしまう。

この服は無理かも……。


ドアの外からは「いかがですか?」と問いかける店員の声がする。

ドアを三分の一だけ開けて顔を覗かせた私は、「あの、これはちょっと……他のものを」と恥ずかしく思いながら、体を隠すようにしてお願いした。


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