愛育同居~エリート社長は年下妻を独占欲で染め上げたい~
そういう私は富裕層ではないけれど、月に一度、この直営店に立ち寄っている。
社員は半額で商品を購入できるという特権があるので、給料日の後に、ひとりでこっそりとチョコレートケーキと紅茶を楽しんでいるのだ。
今日は給料日後ではなく、お弁当箱を取りに来ただけなので、歩道に面している店舗のドア前を素通りして、このビルのエントランスへと向かう。
すると、前方から歩いてきて擦れ違おうとしていた若い女性に、「有紀?」と呼びかけられた。
彼女は焦げ茶色の長い髪をお洒落に結い上げて今風のメイクをし、はっきりとした顔立ちをしている。
誰だろうと考えてしまったが、頭の中で彼女のメイクを落としていくと、高校時代の級友であることに気づいた。
「わっ、亜美ちゃん! 久しぶりだね」
彼女の名前は、尾畑亜美。
大人しくて目立たない存在の私と違い、いつも明るく元気で、男女問わず人気者であった。
私たちは一緒にお弁当を食べるグループが違ったけれど、小川と尾畑で出席番号が続いていたため、会話する機会が割と多かったように思う。
卒業して以来、初めて会うので、実に五年ぶりである。
懐かしさに嬉しくなった私の心には、パッと花が咲いた。
社員は半額で商品を購入できるという特権があるので、給料日の後に、ひとりでこっそりとチョコレートケーキと紅茶を楽しんでいるのだ。
今日は給料日後ではなく、お弁当箱を取りに来ただけなので、歩道に面している店舗のドア前を素通りして、このビルのエントランスへと向かう。
すると、前方から歩いてきて擦れ違おうとしていた若い女性に、「有紀?」と呼びかけられた。
彼女は焦げ茶色の長い髪をお洒落に結い上げて今風のメイクをし、はっきりとした顔立ちをしている。
誰だろうと考えてしまったが、頭の中で彼女のメイクを落としていくと、高校時代の級友であることに気づいた。
「わっ、亜美ちゃん! 久しぶりだね」
彼女の名前は、尾畑亜美。
大人しくて目立たない存在の私と違い、いつも明るく元気で、男女問わず人気者であった。
私たちは一緒にお弁当を食べるグループが違ったけれど、小川と尾畑で出席番号が続いていたため、会話する機会が割と多かったように思う。
卒業して以来、初めて会うので、実に五年ぶりである。
懐かしさに嬉しくなった私の心には、パッと花が咲いた。