愛育同居~エリート社長は年下妻を独占欲で染め上げたい~
画面に表示されている時刻は、十四時半になったところだ。
私の指導役は本橋(もとはし)さんという二十九歳の女性社員で、緩やかにウェーブのついた長い髪をひとつに束ねた美人である。
服装もいつもお洒落で、仕事もでき、主任というポジションに就いている。
『わからないことがあったら、すぐに言ってね』といつも声をかけてくれて、親切で頼りがいのある人でもあり、こんな女性になりたいと私は憧れた。
その本橋さんの机は私の席の隣だが、間違えて枠線まで消してしまったことの解決方法を聞こうと左横を見ても、彼女の姿はなかった。
あ、そうだ。他部署の人と打ち合わせで、三十分ほど前に『行ってくるから、それをやっておいてね』と言われたんだった……。
この部署には親切な人しかいないけど、本橋さん以外の先輩社員に、『教えてください』と声をかけるのは、まだ緊張する。
フロアは静かで、皆、自分の仕事に集中しており、邪魔してしまうことに気が引けた。
それで、どうしようと困っていたら、真後ろから濃紺のスーツを着た誰かの腕が、私を囲うようにキーボードとマウスに伸ばされた。
「こうするんだよ」と聞き心地のいい低音ボイスが、耳をくすぐる。
私の指導役は本橋(もとはし)さんという二十九歳の女性社員で、緩やかにウェーブのついた長い髪をひとつに束ねた美人である。
服装もいつもお洒落で、仕事もでき、主任というポジションに就いている。
『わからないことがあったら、すぐに言ってね』といつも声をかけてくれて、親切で頼りがいのある人でもあり、こんな女性になりたいと私は憧れた。
その本橋さんの机は私の席の隣だが、間違えて枠線まで消してしまったことの解決方法を聞こうと左横を見ても、彼女の姿はなかった。
あ、そうだ。他部署の人と打ち合わせで、三十分ほど前に『行ってくるから、それをやっておいてね』と言われたんだった……。
この部署には親切な人しかいないけど、本橋さん以外の先輩社員に、『教えてください』と声をかけるのは、まだ緊張する。
フロアは静かで、皆、自分の仕事に集中しており、邪魔してしまうことに気が引けた。
それで、どうしようと困っていたら、真後ろから濃紺のスーツを着た誰かの腕が、私を囲うようにキーボードとマウスに伸ばされた。
「こうするんだよ」と聞き心地のいい低音ボイスが、耳をくすぐる。