残念系お嬢様の日常



「貴方がカウンセリングルームに登校していると誰かに知られたら、すぐに噂になる。とっても変なやり方ですけど、流音様は身体を張ってまでも貴方を守ろうとしていたのですよ。そんな彼女が貴方のことを大事に思っていないのですか? 子どもですね、景人様は」

「……そうだよ、俺は子どもだよ。流音が拓人のことばかりで気に食わなかった」

「でも、弟も大事なくせに厄介で面倒な子どもですね、景人様は」

本当子どもと同じだ。

幼なじみの一番が弟だと思うと寂しくて、悔しかったのだろう。

友情なのか恋なのか知らないけど、そういう独占欲のコントロールがうまくできていない子どもだ。



「もう大事な幼なじみを悲しませたりしないでくださいね」

黒子の頭巾をかぶっている景人の頭にそっと手をのせる。


振り払われるかと思ったけれど、彼は抵抗しなかった。




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