【短編】記憶の香り
追憶〜忘れられない想い〜
 私は、今日もまたここに居る。

 ジュンへの忘れられない想いと共に……。



 毎週金曜日になると、私はいつものバーに行く。

 ジュンと出会った場所。

 いつ行ってもそこにジュンの姿はない。

 それでも、私は金曜日になると少しの期待と共に店に行く。

 決してやり直したいわけじゃないんだ。

 ただ……

 ただ、ジュンの元気な姿を見たい。

 ただそれだけ。



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