極上恋慕~エリート専務はケダモノでした
「待って」
「嫌? くっつきたくない?」
甘いスイーツのような微笑みを向けられて、万佑は彼の腕の中で小さく首を振る。
でも、突然そういう気分になれるはずもなく、寝室のベッドに下ろされても緊張は解けない。
環が万佑を囲むように膝立ちになり、射抜くように見下ろしてくる。
そして、なにも言わずにYシャツのボタンを外して、潔く脱ぎ捨てた。
「……あのっ」
「ん?」
「まだ、ちょっと待って?」
「……」
(気乗りしないなら、強引にはしたくないけど、でも……)
ただでさえ今日まで多忙で会えなかったのに、来週から物理的な距離ができると思うと、どうしても万佑が欲しい。
環は万佑から降りて、隣に横たわった。
「いいよ、待ってあげる」
「んっ……」
やんわりと抱きしめ、唇を合わせる。
最初は浅く、次第に深く。
それを繰り返しているうちに、互いの吐息が甘く色づきはじめた。