極上恋慕~エリート専務はケダモノでした
(でも、そういうことじゃないかもしれない。……もしかして)
「永縞さんが、ブルーメゾンと仕事の繋がりがあるから? 私が異動になったから……」
「まぁ、そんなところかな。でも、俺はオープンな関係でいたいと思ってるから、だからあと少しだけ秘密にしよう?」
「……分かりました」
(仕事の兼ね合いがあるからなんだ。彼の広い人脈にも影響するのかもしれないし、私が異動して少し経つ頃まで伏せておくのがいいってことなんだろうな)
交際をオープンにするということは、社長である葛城にも知らせなくてはいけない。彼はそういう立場にいるのだと、万佑は改めて気づかされた。
そして、万佑を傷つけたり、気を使わせることもなく、期間を決めてふたりの関係を守るための最善策を考えていてくれた彼は、やっぱり優しい人なのだと思った。
「万佑ちゃん、それからもうひとつ」
「え?」
「海外に行ってて会えない間の充電、してもいい? ……いいよね?」
「きゃっ!!」
突然抱きかかえられて、思わず彼の首や肩に掴まる。