同期以上、彼氏未満
・・・言っちゃった。
昴は、黙ったまま動かなかった。
そりゃそうだよね、突然そんなこと言われたら、固まるよね。
「あ、ごめん、何言ってるんだろ私。
忘れて、ごめんね」
「メグ、今のって、本気なん?」
「え?」
「俺にそばにおってほしいってこと?」
「・・・うん」
「それって、須川さんじゃなくて、俺を選んでくれるってことなんか?」
そうだよ、って答えようとした。
だけど、答えられなかった。
「恵、どういうこと?」
私たちの背後から、裕和の声が聞こえたからだ。
あわてて昴から離れたけど、遅かった。
「裕和ごめん、私は・・・」
言いかけた私を、昴が遮った。
「須川さん、俺はメグが好きです。
須川さんから奪いたいって思ってます」
裕和はスーツのまま、腕組みして何も言わなかった。
「浦野、外してくれるか?
これは、俺と恵の問題だ」
「イヤです。
須川さんが、メグになんかするかもしれへんので」
「しないよ」
裕和は、私に冷たい視線を投げたままだ。
「裕和、ごめん。
私は、裕和と結婚できない」
「浦野とつきあうってことか?」
「違うよ。
裕和とは、うまくいく自信がない」
昴は、黙ったまま動かなかった。
そりゃそうだよね、突然そんなこと言われたら、固まるよね。
「あ、ごめん、何言ってるんだろ私。
忘れて、ごめんね」
「メグ、今のって、本気なん?」
「え?」
「俺にそばにおってほしいってこと?」
「・・・うん」
「それって、須川さんじゃなくて、俺を選んでくれるってことなんか?」
そうだよ、って答えようとした。
だけど、答えられなかった。
「恵、どういうこと?」
私たちの背後から、裕和の声が聞こえたからだ。
あわてて昴から離れたけど、遅かった。
「裕和ごめん、私は・・・」
言いかけた私を、昴が遮った。
「須川さん、俺はメグが好きです。
須川さんから奪いたいって思ってます」
裕和はスーツのまま、腕組みして何も言わなかった。
「浦野、外してくれるか?
これは、俺と恵の問題だ」
「イヤです。
須川さんが、メグになんかするかもしれへんので」
「しないよ」
裕和は、私に冷たい視線を投げたままだ。
「裕和、ごめん。
私は、裕和と結婚できない」
「浦野とつきあうってことか?」
「違うよ。
裕和とは、うまくいく自信がない」