先輩の彼女にしてもらいました
あまりの武田の言い草に俺はコホンと咳払いする。
「いや、武田くん、君、爆乳とかエロいとかそんな、お下品な言い方はよくないよ」
「は?なんすか、先輩どうしちゃったんすか?」
「か、可哀想だろ、そんな風に言われてるのが、わかったらもうバスケ見に来ないかもしれないだろ」
「え?先輩?」
「いや、違う、なんでもない」
あ、俺なに恥ずいこと言ってんだろ。
大袈裟に手を振って、ちょっと笑いながらシュートを打つけれど、全く見当違いのところへ当たって跳ね返ってくる。
バコっ
跳ねたボールが、俺の顔に直撃する。
「きゃっ、危ないっ」
女の子が、悲鳴のように、叫ぶ声がした。
声がした方に、顔を抑えながら振り返った。