先輩の彼女にしてもらいました
桜は、出会った頃のまま、俺と岳の大切な幼なじみの女の子のままだ。

泣かせないように、大事にしょうと岳と誓いあった。

思春期になってから、俺達3人は微妙な関係になっていった。俺と岳は男で、桜が女の子だったからだ。

桜が俺を選んだのは、ただバスケ以外に興味も関心もない、頼りない俺の方がやりやすかったからか。

いや、ただ単に見た目で選んだのかも。俺は女子には好かれる容姿らしいから。

でも、中身は岳が良かったんだろうな、きっと。桜が頼るのはいつも、あいつだから。

「つばさは、私のこと好き?」

「好きだよ」

「いつも、聞かないと言ってくれない。でもつばさは、私に恋してないよね?」

「してるよ。大事に思ってる」

「うそつき、岳もつばさも」

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