先輩の彼女にしてもらいました
「いやいや、K高まで走っていこうとするくらいのおバカだぜ、つばさは。スマホの地図アプリなんて使えないんじゃね?」

バスケ部の双子の青山兄が腹を抱えて笑いやがる。

「俺はおめーらみたいに、スマホに振り回されるなんてごめんだね。誰かと繋がってないと不安なんてこと絶対にないから」

「いやいや、もっともらしいこと言ってるけど、全然かっこよくないからな、それ。お前よくそれで女と付き合えるな」

青山兄が呆れ顔で、言うのを、桜が、優しげな笑顔を浮かべて、俺を擁護した。

「いいの、いいの、つばさは自由人なんだから。いつでもどこでも、捕まえられて束縛されるの嫌だよねー」

そしていきなり頭を撫でてきたので、ムッとしてその手を振り払う。

「桜、やめろ、子供あつかいするな」


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