先輩の彼女にしてもらいました
「じゃ、じゃあつばさ先輩、私達これでっ」

名残惜しいけれど、屋上に人を待たせてるしそろそろ行かないと。

「ああ、また昼休みね」

「はい」

「ほらお前ら、もういいだろ。教室戻るぞ」

つばさ先輩も、まずいと思ってくれたのか、まだ話したそうにしているバスケ部の先輩方を無理矢理教室に連れ戻してくれた。

「時田、じゃあな」

片手をあげて時田くんに挨拶するつばさ先輩。

「あ、はい」

慌てて時田くんは、先輩にぺこっと頭を下げた。

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